- スポーツ用のマウスピースとは
- 歯を守るだけじゃない、
スポーツ用マウスピースの効果 - スポーツ用マウスピースは市販でもいいの？歯科医院との違いとは
- 歯科医院で作る
スポーツ用マウスピースの特徴 - スポーツ用マウスピースが
向いてるスポーツとは - スポーツ用マウスピースをつけている時に
気を付けること - スポーツ用マウスピースの作り方
- スポーツ用マウスピースの費用
- スポーツ用マウスピースに関する質問
スポーツ用のマウスピースとは
スポーツ用マウスピースとは、スポーツの練習や試合の際に装着するマウスピースです。主に、お口の外傷や脳しんとうを防ぐことを目的として使用します。
ボクサーやアメリカンフットボールの選手がスポーツ用マウスピースを使用しているところは、多くの方がご覧になったことがあると思います。また近年では、野球や柔道など、よりさまざまなスポーツでも普及していきています。
スポーツ用マウスピースは「プロ」や「上級者」だけが使用すべきものではありません。アマチュアでもビギナー、そして子どもでも、ケガの防止という意味では、むしろ装着が推奨されます。
歯を守るだけじゃない、
スポーツ用マウスピースの効果
歯が割れる、折れる
（口内のケガ）を防いでくれる
スポーツ用マウスピースは、歯列を覆うような形状をしています。
ボールなどが歯に直接ぶつかる、歯と歯同士がぶつかることがないため、割れる・折れることを防いでくれます。
脳しんとうを防いでくれる
顎の下から突き上げるような衝撃を受けた時に心配なのが、脳しんとうです。
クッション性のあるスポーツ用マウスピースを装着していると、この衝撃が軽減され、脳しんとうを防ぐことが可能です。
平衡感覚が整い、
パフォーマンス力を
高めてくれる
集中する時、力を入れる時、私たちは無意識に噛み締めます。
スポーツ用マウスピースを装着していることで、噛み締めた時の歯のダメージが軽減されます。加えて、上下の歯が正しい位置で噛めることで、平衡感覚が整い、パフォーマンスの向上が期待できます。
スポーツ用マウスピースは
市販でもいいの？
歯科医院との違いとは
スポーツ用マウスピースは、スポーツショップやインターネットでも購入できます。ただ、市販されているものは熱で形を整えて使用する、あるいはそのまま使用するものであるため、ぴったりとフィットすることはありません。
一方の歯科医院で作るスポーツ用マウスピースは、1つひとつ型取りをして作製するため、ぴったりとフィットし、歯を守ってくれます。市販品のようにズレることなく、隙間もほとんどないため、脳しんとうの予防という意味でもやはり有効です。
「健康」という何物にも代えがたいものを守る道具ですので、できる限り、歯科医院で作ることをおすすめします。
歯科医院で作る
スポーツ用マウスピースの特徴
調整などの
アフターケアができる安心感
マウスピースは、使用しているうちに少しずつ劣化します。作製した後は定期的にメインテナンスを受け、機能性・安全性をチェックすることが大切です。
市販のマウスピースでは、基本的にこういった専門家によるメインテナンス・チェックは受けられません。
ボロボロになって装着できなくなるまで使うのではなく、定期的に調整しながら、一定の劣化が認められた時には作り替えることで、安全が守られます。
優れたフィット感による快適性
型取りをして作るマウスピースは、隙間がほとんどないほどぴったりとフィットします。
空気の通りやすさも考慮した設計となっていますので、違和感なく呼吸や会話ができます。
口内の保護能力効果が
市販の１０倍
歯科医院で作るマウスピースは、ミクロン単位で設計・調整されています。
熱で形を調整する市販品と比べて、歯などのお口の中を守る能力は約10倍にもなると言われています。
身体能力を引き出す
サポート力が高い
1人ひとりの上下の歯の噛み合わせを考慮した設計・調整を行うため、正しい位置で噛むことができ、身体能力を最大限引き出すことが可能です。
スポーツ用マウスピースが
向いてるスポーツとは
装着が義務化されている
スポーツ
- アメリカンフットボール
- ラグビー（中高生）
- ボクシング、キックボクシング
- インラインホッケー（20歳以下）
装着が一部義務化されている
スポーツ
- アイスホッケー
- インラインホッケー（21歳以上）
- 空手の一部の流派
- ラクロス（女性のみ）
装着を推奨されているスポーツ
- ウェイトリフティング
- レスリング
- 柔道
- サッカー
- 野球、ソフトボール
- バスケットボール
- ハンドボール
- バレーボール
- テニス
- バドミントン
- スカッシュ
- 自転車
- 水泳
- スキー、スノーボード
- スケートボード
- スケート
- 相撲
など
スポーツ用マウスピースを
つけている時に気を付けること
スポーツ用マウスピースを使用する場合には、以下の点にお気を付けください。
虫歯に気を付ける
マウスピースを装着したままスポーツドリンクなどを飲むと、マウスピース内にスポーツドリンクが残り、虫歯の原因となることがあります。
現実問題として運動中にマウスピースを外して洗うというのは難しいかと思いますので、糖分を含むドリンクを飲んだ後は水で口をすすぐ、運動が終わった後に歯を磨く、水やお茶を飲むといった対応で、虫歯を予防しましょう。
定期的な
メインテナンスを怠らない
マウスピースを作った後は、定期的にご来院いただき、お口の中のチェック、マウスピースのチェックを受けましょう。必要に応じて、マウスピースの調整や修理などを行います。
また着色が気になる場合は、専用の機器でクリーニングをいたします。
定期的にメインテナンスに通うことで、お口の健康を守るとともに、マウスピースを長持ちさせましょう。
生え変わり・歯並びの変化に
よっては作り替えを
特にお子様の場合、永久歯への生え替わり、顎の発達などによって、大人よりも頻繁な調整や作り替えが必要になります。
また大人の患者様の場合も、マウスピースが劣化した時、何らかの歯科治療を受けマウスピースがぴったりフィットしなくなった時には、調整や作り替えが必要になります。
合わないままマウスピースを使ってしまうと、歯並びが乱れたり、痛みが出たりするおそれがあります。
スポーツ用マウスピースの作り方
スポーツ用マウスピースは、以下のような流れで作製します。
1診察
お口の中を拝見いたします。虫歯や歯周病があれば、先にその治療を行います。
またご希望のタイプ、カラーリングなどをお伺いします。
2型取り
印象材を使った、精密な型取りを行います。
3マウスピースの作製
模型を作り、マウスピースの作製に入ります。
作製には、10日ほどかかります
4微調整・お渡し
ご来院いただき、完成したマウスピース装着していただきます。
微調整を行い、お渡しとなります。
その後も、定期的にメインテナンスにお越しください。
スポーツ用マウスピースの費用
| 内容 | 費用 |
|---|---|
| スポーツ用マウスピース | ○○円 |
スポーツ用マウスピースに関する質問
スポーツ用マウスピースは
保険適用ですか？
スポーツ用マウスピースは、ケガの「予防」を目的として作製するものであるため、保険は適用されません。
スポーツ用マウスピースと
マウスガード（ナイトガード）の違いは？
主に就寝時に装着するマウスガードは、歯ぎしり・食いしばりの改善、歯の擦り減りの防止などを目的として作製します。
対してスポーツ用マウスピースは、歯の破折などケガの防止を主な目的として作製します。衝撃をしっかりと吸収するために、マウスガードより厚みがあります。また、やわらかいタイプが多くなります。
スポーツ用マウスピースは
子どもでも作れますか？
はい、作れます。大切な歯や身体を守るため、そしてスポーツを嫌いにならないため、積極的に使用していただきたいと考えております。
マウスピースは
上下の歯どちらにつけますか？
スポーツ用マウスピースは一般的に、上の歯のみに装着します。極端な受け口の方、嘔吐反射が強く上の歯の型取りが難しい方などは、下顎用のマウスピースを作製し、下の歯につけることもあります。
その他、ボクサーなどは上下一体型のマウスピースも使用します。
スポーツ用マウスピースは
制作にどのくらい時間が
かかりますか？
型取りをした日から、おおよそ10日後にお渡しとなります。お急ぎの場合には、一度ご相談ください。
