- 歯を白くしたい!
身近になった歯のホワイトニングとは - 歯医者さんで行う本格的な
「オフィスホワイトニング」 - 自分で自宅できる簡単手軽な
「ホームホワイトニング」 - 2つの方法を合わせた効果の高い
「デュアルホワイトニング」 - ホワイトニングは1回でも効果ある?
効果までの期間と持続期間 - 歯を白くする方法の1つとして「セラミック」という選択もあります
- ホワイトニングの費用
- ホワイトニングに関するよくある質問
歯を白くしたい!
身近になった
歯のホワイトニングとは
ホワイトニングとは、ご自宅で行う歯磨き、歯科医院で行うクリーニングではなかなか改善しない黄ばみを落とす審美的な治療です。
歯は、加齢、飲食などを原因として、徐々に白さが失われていきます。ホワイトニングでは、漂白作用のある薬剤を用いて、歯を傷つけることなく、黄ばみを落とすことができるのです。
健康的な白い歯は、私たちを明るい気持ちにしてくれます。ついつい鏡で見たくなる、家族や友達に見せたくなる美しい口元を、ホワイトニングで手にいれませんか?
歯医者さんで行う本格的な
「オフィスホワイトニング」
歯科医院にて、歯科医師または歯科衛生士の手によって、高濃度の薬剤を用いて行うホワイトニングです。患者様はリラックスした状態で、エステ感覚で治療を受けていただけます。
高濃度の薬剤を歯に直接塗布して漂白するため、1回の治療でほとんどの方が効果を実感しています。ただし、もともとの歯の白さ、ご希望の白さによっては、別日に2回目、3回目と受けていただく必要があります。
少ない回数で歯を白くしたい方、大切な記念日が迫っているという方、自分で施術するホームホワイトニングは不安という方などにおすすめです。
歯科医院とサロンの違いはあるの?
近年は、ホワイトニングを行うサロンが多数登場しています。
ただ、サロンなど医療機関以外の施設で取り扱う薬剤は、歯科医院で取り扱う薬剤とは異なります。サロンの薬剤には、重曹、ポリリン酸、炭酸カルシウム、メタリン酸などが使われ、歯の表面にのみ作用します。
一方の歯科医院で用いられる薬剤は、過酸化水素、過酸化尿素など、歯を内側から漂白する成分が含まれています。これらの薬剤は、歯科医院を含む医療機関で、歯科医師・歯科衛生士といった専門家のみが使用することが可能なのです。
歯磨きやクリーニングで取れない黄ばみを落とすことを希望されているのであれば、やはり歯科医院でホワイトニングを受けることをおすすめします。
自分で自宅できる簡単手軽な
「ホームホワイトニング」
ご自宅などで、患者様ご自身の手によって、比較的低濃度の薬剤を用いて行うホワイトニングです。
ホームホワイトニングでは、薬剤に加えて、型取りをして作るマウストレーを使用します。薬剤を注入したマウスピースを装着した状態で1~2時間かけて歯を漂白します。そしてこれを、1~2週間程度続けます。
効果は緩やかに現れますが、その分微妙な調整がしやすく、「白くなり過ぎた」ということもまずありません。またオフィスホワイトニングと比べると、白さが長持ちします。
ホワイトニング中は、飲食や歯磨き以外であれば基本的に自由に過ごせます。また、毎日同じ時間帯に行う必要もありません。
自分のペースでちょうど良い白さを手に入れたい方、白さを長持ちさせたい方におすすめです。
2つの方法を合わせた効果の高い「デュアルホワイトニング」
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたコースです。
通常は、まず歯科医院でオフィスホワイトニングを行い、その後ホームホワイトニングに移行します。3つのホワイトニングの中では、もっとも高い効果が得られ、かつ白さが長持ちします。
白さを追求したい方、ワンランク上のホワイトニングを受けたいという方におすすめです。
ホワイトニングは
1回でも効果ある?
効果までの期間と持続期間
ホワイトニングの効果を実感するまでの期間(平均)
オフィスホワイトニング
の場合
ほとんどの方は、1回の治療によって漂白効果を実感されます。
日をあけてから2回目、3回目と繰り返すことも可能です。
ホームホワイトニング
の場合
写真などを撮れば1~2回でも違いに気づけるかもしれませんが、効果を実感できるのはだいたい6~7回目くらいからです。希望の白さになれば、終了です。
デュアルホワイトニング
の場合
まずオフィスホワイトニングを受けていただきますので、その1回目でほとんどの場合、効果を実感されています。ホームホワイトニングへと移行してからは、徐々に白さが増していきます。
ホワイトニングの
効果の持続期間(平均)
食べ物・飲み物を口にする以上、色の後戻り(再度、徐々に黄ばんでくること)は必ず起こります。
色の濃いものを避ける、食後すぐ歯磨きをする、定期的にクリーニングを受けることで、白さを長持ちさせましょう。
オフィスホワイトニング
平均すると、半年くらいが経過したころに「後戻りが起きている」と感じられることが多いようです。
ホームホワイトニング
オフィスホワイトニングよりも後戻りは緩やかですが、それでも1年が経過する頃には、効果の低下を感じます。
デュアルホワイトニング
もっとも白さが長持ちします。平均すると1~2年、ホワイトニングの効果が残っています。
歯を白くする方法の1つとして
「セラミック」という
選択もあります
歯を白くする方法の1つに、セラミック治療があります。
歯を削り、そこにセラミックの被せ物を取り付けるという治療です。虫歯治療を目的として行うこともあれば、歯を白くする・歯の形を整えるために行うこともあります。
セラミック治療は、天然歯を漂白する通常のホワイトニングとは異なり、セラミックという人工材料を使用します。また、通常のホワイトニングには白さの限界がありますが、セラミック治療ではセラミックの白さを自由に調整することが可能です。
そのため近年では、歯を白くするホワイトニングとして、セラミック治療を選択される方が増えています。歯を強く打つなどして神経が死んだことを原因とした歯の黒ずみも、セラミックであれば改善ができます。
セラミックとホワイトニングは
どっちがいい?違い
結論から言うと、どちらが優れた治療ということは言い切れません。それぞれに良さ、違いがあるため、患者様のご希望を踏まえて、治療を選択することが大切です。
治療方法
セラミック治療の場合、まず歯を削り、型取りをして被せ物を作製し、取り付けるという方法になります。被せ物の色はもちろん、形や大きさも、ご希望や噛み合わせを考慮して調整可能です。
一方のホワイトニングでは、専用の薬剤を塗布したり(オフィスホワイトニング)、薬剤を注入したマウストレーを装着する(ホームホワイトニング)ことで、歯を漂白します。
歯の形や大きさを整えることはできませんが、セラミック治療のように歯を削る必要はありません。
歯の白さの持続期間
セラミックや汚れやプラークが付着しにくいという性質を持っているため、治療直後の白さが数年は持続すると言われています。
一方、オフィスホワイトニングの場合は半年程度、ホームホワイトニングの場合は約1年というのが、効果が持続する期間の目安となっています。
※歯質、飲食、歯磨き状況、歯科医院でのクリーニングの有無などによって、白さの持続期間には個人差があります。
歯を削る治療の有無
先述の通り、セラミック治療では歯を削る必要があります。一方のホワイトニングでは、歯を削る必要はなく、薬剤の漂白作用によって歯を白くします。そのため歯を削ることに抵抗がある場合、セラミック治療はおすすめしません。
ホワイトニングとしての
「セラミック」の種類
オールセラミッククラウン
セラミックのみで作る被せ物です。艶・透明感とも天然歯に非常に近く、もっとも美しい仕上がりとなります。人目につく前歯にうってつけの被せ物と言えます。
ジルコニアセラミッククラウン
内側に人工ダイヤモンドと呼ばれるジルコニアを、外側にセラミックを使用した被せ物です。ジルコニアにより、強度が高められています。
フルジルコニアクラウン
ジルコニアのみで作る被せ物です。奥歯など、負担のかかりやすい歯への使用に適しています。
ラミネートベニア
歯の表面を薄く削り、そこに板状のセラミックを貼り付けます。被せ物と比べて、歯を削る量を抑えられます。
セラミック治療にも、このようにいくつか種類があります。どの歯を白くしたいのか、どれくらい美しく仕上げたいのかといったご希望をお伺いし、お一人おひとりに合った治療を提案します。
※当院では行っておりません。
セラミックとホワイトニングで迷っている方
セラミックを
おすすめしたい方
- 歯の色だけでなく、歯並びや歯の大きさ・形なども調整したい方
- ホワイトニングをしたことがあるが、期待した効果が得られなかった方
- ぶつけるなどして神経が死んだ歯を白くしたい方
- すでに詰め物・被せ物がいくつかある方、1本だけであっても目立つ場所にある方(※)
- ホワイトニングの薬剤のアレルギーがある方
- 白さを長持ちさせたい方
※人工物である詰め物・被せ物はホワイトニングで漂白できません。詰め物・被せ物がいくつもある状態でホワイトニングを行い、天然歯のみ漂白されると、見た目が悪くなることがあります。
ホワイトニングを
おすすめしたい方
- 歯を削りたくない方
- 詰め物、被せ物がまったく、またはほとんどない方
- 歯並びや歯の大きさ・形には不満がないという方
- 神経が死んだ歯がない方
- 費用を抑えたい方
- 麻酔を使いたくない方
カウンセリング、検査をした上で総合的なアドバイスをいたしますので、迷っている方はぜひ、当院にご相談ください。
ホワイトニングの費用
内容 |
費用 |
ホームホワイトニング |
27,500円 |
---|---|
オフィスホワイトニング |
33,000円 |
デュアルホワイトニング |
50,000円 |
ホワイトニングに関するよくある質問
ホワイトニングをしない方が
良いケースはありますか?
まず妊娠中の方、授乳中の方は、18歳未満の方は、ホワイトニングを受けることができません。その他、ホワイトニングの薬剤にアレルギーがある方、虫歯や歯周病のある方(先に虫歯・歯周病の治療が必要です)、ホワイトニングの前から知覚過敏がある方、無カタラーゼ症の方も、適応外となります。
ホワイトニングに
向いていない人は?
ホワイトニングは、神経が死んだために黒ずんでいる歯(失活歯)、テトラサイクリン系の薬の副作用で変色した歯(テトラサイクリン歯)、詰め物・被せ物を白くすることができません。その歯の位置や本数にもよりますが、前歯であったあり多数であったりする場合には、仕上がりが不自然になるため、あまりおすすめはできません。
ホワイトニングの歯磨き粉で、歯は白くなる?
はい、歯磨き粉でも一定程度、歯を白くすることが可能です。ただ、落とせるのはあくまで表面的な着色であり、歯科医院で行うホワイトニングのように沈着した色素を分解し漂白する効果はありません。まずは歯磨き粉をお試しいただき、十分な効果が得られないという場合に、ホワイトニングを行うというのが良いかもしれません。
ホワイトニングは痛いですか?
一時的な痛みを感じることもありますが、ほとんどは時間とともに改善します。また、虫歯や歯周病、知覚過敏、歯の破折などがある場合には、ホワイトニングによって強く痛むため、先に虫歯・歯周病、知覚過敏、歯の破折の治療を行う必要があります。
歯並びが悪いんですが、
ホワイトニングはできますか?
はい、可能です。矯正治療とホワイトニングを組み合わせるということもできます。また、軽度の歯並びの乱れであれば、セラミック治療によって歯並びと白さを同時に改善することも可能です
矯正とホワイトニングは、
どちらが先ですか?
ホワイトニングをお急ぎではないのであれば、通常はまず矯正治療を行います。ホワイトニングをしてから歯を動かすと、重なって薬剤が届かなかった部位などの着色が目立ってしまうおそれがあるためです。
セラミックの歯で
ホワイトニングはできますか?
セラミックの歯がある方でも、ホワイトニングは受けられます。ただ、ホワイトニングによってセラミックを白くすることはできません。これからセラミックとホワイトニングの両方を行うというのであれば、まずホワイトニングで天然歯を希望の白さまで漂白し、その白さに合わせたセラミック治療を行うことをおすすめします。